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2021年12月02日
スリーダムがG8と業務提携、出資、および株式交換に関する取引契約を締結

株式会社スリーダム(以下、「スリーダム」)は、2021年12月2日にG8 SUBSEA PTE. LTD.(以下、「G8」)と業務提携、出資、および株式交換に関する取引契約(以下、「本契約」)を締結しました。本業務提携により、スリーダムの100%子会社である3DOM (Singapore) Pte. Ltd.(以下、「3DOM SG」)は、G8が推進する全ての風力発電、太陽光発電、および水力発電プロジェクト向けの電池や定置用蓄電システムの主要サプライヤーになります。これによりG8は、より効率的で経済的な蓄電を可能にする信頼性が高く長寿命な電池を活用できることになります。

本契約の諸条件を前提とすると、スリーダムが上場前に、企業価値2億米ドルのG8に対し、その5%に相当する1千万米ドルを上限として出資することになっています。さらに、3DOM SGとG8は相互に新規株式を発行する株式交換を行うことにより、3DOM SGはG8の拡大発行済株式資本の24%を取得し、G8は3DOM SGの拡大発行済株式資本の8%を取得することになります。

電池の供給に加え、3DOM SGは電池の1次利用および2次利用における適切な分配と電池の状態の監視を行う技術とシステムを提供することになっています。さらに、3DOM SGとG8は、風力・太陽光・水力発電に加え、バイオマス・ペレットを活用したクリーンな火力発電を含めた再生可能エネルギー発電という新たな事業機会を協働して開拓します。

また両社は、再生可能エネルギーと合わせて電動商用車をリースあるいはサブスクリプションで提供する二酸化炭素排出ゼロを実現した運送業者向けサービスなど、電動モビリティに関する事業を協働して開拓します。

3DOM SG代表取締役CEOの小黒秀祐は次のように述べています。
「3DOMとG8は強い相乗効果を持っています。G8のシンガポールおよびアジアにおける再生可能エネルギー貯蔵用として、我々の先端リチウムイオン電池を供給する機会が得られることを嬉しく思います。3DOMとG8が描く将来はとても近いものであり、両社の強みを生かしながら、この提携があるからこそ可能になる環境にやさしい発電および輸送に係る事業機会を一緒に探っていかれることを喜んでいます。」

G8創業者兼マネージング・ディレクターのジェラルド・タンは次のように述べています。
「私たちは、3DOMとのこの技術、事業の協働を心から喜んでいます。 これにより、当社グループは3DOMの画期的なバッテリー技術を使用したクリーンなエネルギー貯蔵で、世界をリードするソリューションを提供できます。G8は、3DOMのバッテリーと燃料電池システムを統合して、商用および公益事業の顧客に完全かつ長寿命のエネルギー貯蔵ソリューションを提供できるようになります。」

株式会社スリーダムについて
株式会社スリーダムは、先端のリチウムイオン電池や次世代電池、燃料電池などの技術の研究開発および、その技術の環境や社会への影響を最大化にするための革新的なビジネスモデルを構築することで、危機的な状況にある環境問題を真に解決することを目指します。

3DOM (Singapore) Pte. Ltd.について
3DOM (Singapore) Pte. Ltd.は、株式会社スリーダムの完全子会社であり、株式会社スリーダムが開発したリチウムイオン電池の製造販売を担うとともに、その電池の特長である長寿命性や信頼性などを生かし、電化の持続可能性を増大させる循環型ビジネスモデルを提案します。

G8 SUBSEA PTE. LTD.について
G8は、世界中で再生可能エネルギープロジェクトを開発し建設しています。シンガポールに本社を置くこのグループは、現在アジアで開発中の2.5GWを超える再生可能エネルギーおよび海底送電プロジェクトを持っています。同社は、アジアを代表する海中エンジニアリング・ソリューション・プロバイダーであり、独自のエンジニアリング技術を使用して、地域全体で洋上風力発電所と大規模な浮遊太陽光発電開発を加速しています。

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